ワイン・日本酒・ビール! ゆく年くる年 おうちで"ゆる飲み"

ワイン・日本酒・ビール! ゆく年くる年 おうちで"ゆる飲み"

今年の年末年始、
みなさんはどう過ごしますか?

大掃除に初詣、挨拶回り……と
なにかと忙しい人も多いと思います。

でも、せっかくのお休みは肩肘張らずに
のんびりゆるゆる「おうち飲み」を楽しむのもおすすめ!

家飲み名人のフードライター・白央篤司さんに
年末年始を気楽に楽しく過ごす
簡単おつまみアイデアを教えてもらいました。

1年が終わりに近づき、新たな1年が始まります。年末年始、みなさんはどう過ごされますか? ご自宅でゆっくり、という方も多いでしょうね。

今回、GOOD EAT CLUBさんが取り扱う逸品をいろいろ試させていただく機会に恵まれました。ごちそうに、そしてちょっとしたおつまみにぴったりと感じたものをご紹介させてください。私なりのアレンジや楽しみ方もあわせてお目にかけます。さあ、早速酒卓の準備にかかりましょう。

大掃除も終え、ちょっと贅沢な年末の始まり。大阪老舗の「コールビーフ」とビールで乾杯!

まず1品目。大正8年の創業以来、食道楽の多い大阪で100年以上も愛される『はり重』の「コールビーフ」を選びました。いわゆるローストビーフで、国産黒毛和牛を贅沢に使用したもの。

何といっても、サシ(脂身)と赤身のバランスが見事なんですよ。コクと香りの良さの両方がしっかりと感じられます。そして厚さがいい! これ以上厚くてはくどくなり、これより薄いと物足りなくなる……といった絶妙な塩梅で、食べやすさと味の出方の両方が考えられている。老舗の匠を思いました。

醤油ベースのタレと特製和ガラシが付いていて、そのままでもちろんおいしいのですが……

たっぷりの香り野菜と一緒というのもね、いいんです。

右から三つ葉、セリ、赤玉ねぎ、パクチー、エゴマの葉。

アジアの香りの強い野菜たち、黒毛和牛の豊かな旨みにもよく合います。

こんなふうに数種を巻いてどうぞ。

香りの強い野菜同士ケンカするかと思いきや、それぞれが引き立て合うんです。ローストビーフならではのコクと甘みを、よりスッキリと楽しめますよ。ポン酢につけるのもおすすめ。

しかしやっぱり……牛肉って食卓が華やぎますね。赤身のきれいな「コールビーフ」、年末飲みの盛り上げ要員としても優秀!

  

「コールビーフ」に合わせたくなったのは、『COEDO』ビールの「紅赤-Beniaka-」です。焼き芋加工された川越産のサツマイモを使用していて、コクと甘みと香ばしさが同時に味わえるビール。どっしりとした味わいが牛肉とよーく合いました!

もうちょっとスッキリ飲みたい派なら「白-Shiro-」をぜひ。こちらもコクはあるのですが、小麦の爽やかな風味で飲みやすい。

そして両方に言えるのが泡立ちの良さ。なんとも濃密で、なめらかで。やさしい飲み心地を演出してくれます。

2本並ぶと紅白になるのもおめでたくて、いいですね!

 

ビールの次は、ちょっとひねって。和つまみ×ナチュラルワインのご提案。

このままビールでもいいけど、次はちょっと面白い組み合わせでいきましょうか。

東北の三陸地方は豊かな海の幸で知られるエリア。『木の屋石巻水産』の缶詰は、その品質の良さで地元・宮城県のみならず、全国的な人気を得ています。今回は「三陸産あなご醤油煮」を選びました。

木の屋さんはサバ缶が特に有名なんですが、あなごもおいしい。山椒をきかせた甘めの醤油味は、くどさや重さとは無縁の仕上がり。

そのままでおいしいおかず、おつまみになります。なんですけども……

甘酢でマリネしたオニオンスライスをたっぷりしいて、その上にあなごをのせ、青ネギを散らしました。

甘酢と甘辛の醤油味が、意外な相性の良さを見せてくれます。酸味や野菜の香味を加えることで、おつまみ感もグッとアップしますよ。

かなりオニオンスライスを多めにしていますが、あなごが肉厚でしっかりしてるもんだから、そんなに多く見えないですね(笑)。ちなみに、これでもひと缶全部じゃないんです。

暮れやお正月にふさわしい、「とっておき」感あふれる缶詰でした。

 

合わせるのは、オーストラリアのナチュラルワイン『ハンギング・ロック・ワイナリー』の「ROCK PET-NAT」。微発泡の自然派ワインなのですが、和食にも違和感なくマッチするんです。

インポーターの方によると、造り手は大の日本好き・日本食好きで、仕込みの際に「ダシ感(うま味)のある仕上がりを」とオーダーしたのだそう。醤油や酢の物にも寄り添ってくれるワインでした。

パーティ向けのきれいな色味は甘めかと思いきや、かなりドライな口当たり。 それが時間が経つごとに柔らかく、果実味も豊かに変わっていく感じも面白いですよ。和つまみ×ナチュラルワインなんて組み合わせ、暮れのお休みに試してみるのはどうでしょう。

 

1月2日。おせちやお雑煮に飽きてきたら、キムチや燻製つまみで気分を変えて日本酒を

さて、お次はキムチ。

お正月って、お雑煮やおせちが続くと“辛うま”な味わいが恋しくなったりしますよね?ということで、『韓国食堂 入ル』オリジナルの白菜キムチをいただきましょうか。

ルックスはとても辛そうですが、さにあらず。さっぱりとして食べやすく、白菜の持ち味を活かした素直な味わいに好感を持ちました。

キムチはもちろんそのままでおいしいものですが、私は野菜やフルーツを混ぜ込んで食べるのも好きなんです。

手前右から時計回りに、ミニトマト、リンゴ、ミョウガを刻んで加えたもの。ミニトマトは4等分ぐらいに切って、少し潰すようにして汁ごとキムチと和えてみてください。ここにちょっとゴマ油をたらせば、かなりオツなアテになります。

リンゴを加えるとさっぱりといただけるので、辛いのがちょっと苦手な方にもおすすめ。ミョウガ独特の香りと白菜キムチは個人的に大好きな組み合わせ。青ネギを刻んで加えるとなおいいですよー。

 

これには日本酒を合わせましょう。うま味のしっかりした良質なキムチは、日本酒にもよく合います。

神奈川県・泉橋酒造の『いづみ橋 純米無濾過原酒 恵 赤ラベル』をチョイス。以前見学にもうかがったことがあり、自社で酒米生産からを手がける丁寧な酒づくりの姿勢に、いたく感銘を受けました!

酒米は山田錦。飲みやすくキレのある辛口ながら、無濾過らしいしっかりとした飲みごたえもあり、お正月にじっくり日本酒を味わいたい方におすすめ。

 

三が日にゆっくり日本酒を嗜む……いいもんですよね。

アテをもう少し用意しましょうか。3品まとめてご紹介させてください。

『BBQ610』の「うずらの卵燻製ピクルス」と、

『こんぶ土居』の「細切りしおふき」、そして『やまつ辻田』の「大からから名代柚七味(辛口)」です。

バーベキューマスター・武藤俊一さんが手がけるうずらの卵のピクルス。燻製感はやさしめ、食欲を誘う程度にほんのりとつけられています。

このピクルス液が、おもしろい。原材料は米酢、醤油、砂糖、みりんのみで、味は思いっきり「和」な構成。ところが、そこに燻製香が加わることでどこか異国的というか、オリエンタルな感じに化けるというか。ともかくも、クセになるおいしさでした。

「細切りしおふき」は、真昆布をだし、醤油、酒、みりん、和三盆で炊いて乾燥させたもの。昔ながらの製法で作られる素直な味わいが魅力です。

「大からから名代柚七味」はゆず風味の七味で、柑橘香と辛みが実にあざやか! そして山椒やゴマ、青のりがミックスされた複雑な味わいが印象的。

以上の3つを使って、簡単なオードブルに。

うずらの卵のピクルスは、クリームチーズをぬったクラッカーにのせました。クリームチーズとスモーキーな卵のコク、これぞ大人のおつまみ。

そして「細切りしおふき」は、豆腐に少量をのせてオリーブオイルと塩でいただきます。さっぱりしつつも旨味はしっかり、箸休めにもおすすめです。

半分ぐらい食べたら、途中で「大からから名代柚七味(辛口)」をパラり。卵&チーズにそれはそれはよく合いました。辛みだけでなく、爽やかさも添えてくれるのがいいなあ。

 
  

ああ、お酒が進うんじゃうな。

もう1本、大好きなお酒を紹介させてください。

仁井田本家は日本酒の良さをなんとも素敵に体感させてくれる造り手さん。『にいだしぜんしゅ 純米原酒』をお試しあれ。

米の甘みと旨みはしっかり、同時に酸味がやさしく寄り添うそのバランスの良さ! ゴールドのラベルもお正月らしい特別感があって、いいですね。

  

さあ、つまみもお酒もたっぷり用意できました。年末年始、どうぞみなさんもよい時間をお過ごしください。私は、飲みすぎないように気をつけます!

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米の甘みなんとも素敵に、存分に体感させてくれる造り手さん。米の甘みと旨みをしっかりと感じさせつつ、酸味がやさしく寄り添うようなバランスの良さに毎回惚れ惚れします。

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白央篤司
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蔵元を一度訪ねて、米作りから自社で行うその姿勢に感銘を受けました。泉橋さんのお酒は総じてスッキリ爽やか、多くの人に愛される味わいだと思います。手みやげにもおすすめ。

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ダンダ姐さん
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ローストビーフではなく「コールビーフ」。このちょっとノスタルジックな響きが示す通り、昔ながらの手づくりで。桃色に艶めくそれは、しっとり滑らかにして、肉本来のうまみがジュンワリと……。

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休日は明るい時間から飲みたい派へ! 日本初入荷・初リリースとなるペットナット(微発泡・自然派ワイン)は、ブドウ本来のエキス感たっぷり。“喉通り”がよく、ダシを思わせる優しい味わいに癒されます。

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前菜にサラダにサンドイッチに。味に彩りを加えます。ふんわりスモーキーな香りとピクルスの酸味で味のアクセントに。

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