リビングに気持ちのいい風が入る11月。
お気に入りのカフェで過ごすのもいいけれど、たまにはおうちでちょっと贅沢するのもいいかもね。
近所に住んでる友達に声かけて、美味しい焼きたてパンでも食べながら、ゆるっとおしゃべりしたり、昼間っからビールなんて開けちゃったり。

今日はこれにしよう。「パンデュース」の季節のパンセットから、おつまみになりそうな旬野菜のパンや小麦の香りがするリーンな食事パンを選ぶ。オーブンでバリッと焼き上げて、熱々を食卓に。ビールは2種類。お互い好きな方を開けて、乾杯!
シャキッと甘い玉ねぎスライスがのったインパクト大!な玉ねぎガレットや、ほこほこしたレンコンとスモークチキンがたっぷりのったタルティーヌ。味付けは最小限で、野菜やパン生地自体の滋味深い味がまっすぐ届く。
急速冷凍されているこのパン。食べる前にオーブンで焼くことで、一番美味しい状態に仕上がるように調整されているそう。冷凍庫に常備しておけば、いつでも好きな時に焼きたてが食べられる。それって、徒歩0分のパン屋さんが冷凍庫にあるってこと。毎日の充実度を確実に高めてくれる、ありがたいパンなのです。

最初は軽い、左のビールから飲もうかな。最近よく見かける「COEDO」シリーズの中でも、「Ruri」が私のイチオシ。綺麗な黄金色のピルスナータイプで、上品な口当たりと柔らかな苦味が、昼から飲む1杯目にピッタリ。

こっちのビールは、カフェが作ったものなんだって。
コーヒーをたっぷり使っているから、コクのあるビールにコーヒーのアロマが混ざり合って、パンにすっごく合う。コーヒービールにありがちな重たいスタウトタイプじゃなく、アルコール度数が低くて軽い飲み心地だから、旨味の濃いアイスコーヒーでも飲んでる気分。常温になっても美味しくて、ゆっくり飲めるのもうれしい。

とっておきの「ラ・トォルトゥーガ」のコンビーフも、せっかくだから今開けちゃおう。「コンビーフ」って名前だけど、ほぐされていない牛の塊肉がゴロンと袋から出てくる。想像していたコンビーフよりもずっと贅沢で、しっとり柔らかいお肉にぷるんととろけるゼラチン質がいい塩梅。
小麦が香るパンにのせて、ディジョンマスタードを添えてせーのでぱくっと。
噛み締めるたびに牛肉の旨味がとろじゅわ〜……。思わずふふっと笑いがこみ上げて、友達と目を合わせて美味しさを分かち合う。こういう瞬間が、誰かと一緒に美味しいものを食べる醍醐味だよね。


オーブンから漂うパンの香ばしい麦の香りにつられて、ビールもおしゃべりも止まらない。こんなにリラックスしてゆっくり楽しめるのは、おうちだからかも。
まだまだ週末は長い。もう1本だけ、開けちゃおうか。フルーツやチーズをつまんだりして、このまま延長戦に突入するのも、いいかもね。
店で人気のサンドイッチとの相性を考えて作られた、苦味の中に甘味を感じるブラウンポーター。昼飲みも許されるライトな味わいです。飲み終えて、鼻からふっと抜けるコーヒーの余韻を楽しんで!